閑静な住宅地に住む本橋繭子は、日常生活の中であるタイミングがくると、紙にメモをとらなくてはいけない衝動が起こるという「強迫性障害」をもった女子高生。その症状は何日かに一回、文具店でノートやメモ帳を大量購入しなければいけないほどで、繭子の生活は学校と女性カウンセラーの元へ通うことで成り立っていた。温厚な父・洋平とおっとりとした母・道子は、そんな病いとは全く無縁の両親。だが繭子の病いを暖かく見守りながら、静かな三人暮らしをしている。ある日突然、繭子と家族の前に長い間音信不通だった洋平の弟・純平が現れる。驚く家族だが、そのうち純平も「強迫性障害」であるということがわかり、繭子と純平の奇妙な交流が始まるのだった…。
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