片倉千草は大学院を出て県庁に就職。父の雄二郎は小売店を営み、地域の世話役として活躍している。その頃、町に障害のある人たちが集団で引っ越してきて、クリーニングとパン製造の共同作業を始めたという。町の人々は警戒の目を光らせ、町内会役員の雄二郎も、まとめ役として反対運動の先頭に立つ。そんな折、千草は、共同作業所の若い職員である内藤明彦と知り合う。彼の案内で、初めて障害のある人たちの働く姿に接し、共感する千草。千草は明彦に頼まれ、共同作業所の住民への説明会開催に向けて、呼びかけに協力するが説明会には反対派の妨害が入り、大混乱に。力を落とす千草を励ます明彦。二人の間に恋心が芽生え始める…。一方、作業所では、メンバーの中に一つのカップルが生まれていた。結婚は双方の親たちから大反対されるが、二人を応援し、ゴールインさせたいと願う明彦。話を聞いた千草も、二人の生きる意欲に感動し、明彦と共に懸命に応援する。
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