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アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷 / ビル・ジャーマン 【本】
出荷目安の詳細はこちら内容詳細僕の住む世界にはいつだってストーンズがいた——ファンジン制作を通じ、ローリング・ストーンズにすべてを捧げた青年が、間近で見たメンバーの素顔や巨大ロック・バンドの内実を描いた青春ノンフィクション!10歳でローリング・ストーンズのファンになり、1978年、ハイスクール時代にこっそり忍び込んだ学校の印刷室でファンジン第1号を発行。〈ベガーズ・バンケット〉と題されたそのミニコミは、やがてローリング・ストーンズのメンバーにも認められ、遂にはバンドの公式ニュースレターに! しかし80年代以降、肥大化していくロック・ビジネスの流れのなかで、メンバーとは近いのにバンドは遠い存在になっていく......。まるで目の前にキースやミックがいるかのような生き生きとした筆致で描かれる、涙と笑いの青春ノンフィクション!【CONTENTS】第1章 ブルックリン横丁で芽生えた夢のファンジン第2章 卒業第3章 踊るリッツの夜第4章 ハンプトンで大暴れ第5章 友を待つ第6章 アップタウンのねぐらは害虫だらけ第7章 合併第8章 小鼠、大国に吠える第9章 毎度お馴染み、怪しいヤツら第10章 たった独りのいい野郎ども第11章 愛やら希望やらセックスやら夢第12章 最後に笑うのは......第13章 すべての物語に絵を......第14章 サンシャイン・ボーイズ第15章 川を越えて森(ウッド)の深みへ第16章 ニューヨークから生放送第17章 カエルの子はカエル第18章 おかしな関係 ビル&ジェーン第19章 拾う神第20章 誠意を賭けた大博打第21章 砦の番人第22章 新しい時代への片道切符第23章 ほとけ第24章 天の邪鬼を憐れむ歌第25章 ロック界のラスプーチン第26章 ミックとキースを徹底精神分析第27章 ラジオ・デイズ第28章 フェイク・ニュース第29章 言葉の迷宮第30章 弱肉強食の世界へいらっしゃい第31章 ストーンズまでの隔たり第32章 何石投じても一鳥も得ず第33章 かわいい子には、よじれ旅第34章 墓石ブルース第35章 キースに解き放たれて第36章 ベンに首ったけ第37章 企業千思第38章 ラスベガス万才第39章 ビバリーヒルズの憂うつ第40章 フランクに生きる道エピローグ 無間地獄からの旅立ち《著者プロフィール》ビル・ジャーマン1962年、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。10歳でローリング・ストーンズのアルバム『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!』を初めて聴いて人生がひっくり返る。ストーンズの日常を逐一レポートすべく、自作のファンジン〈ベガーズ・バンケット〉を立ち上げたのが16歳。ニューヨーク大学でジャーナリズムを専攻したのも束の間、ストーンズを追っかけるために中退する。やがてバンド・メンバーたちも注目するようになった〈ベガーズ・バンケット〉がストーンズの公式ニュースレターになると、ジャーマンもストーンズに伴って世界を旅するようになり、メンバーたちの自宅にも招き入れられる。ギタリストのロン・ウッドと『The Works』を共著し、ローリング・ストーン誌やスピン誌にストーンズ関連の記事を書いたジャーマンは、ボストンのWZLX、ロサンゼルスのKLOS、デトロイトのWCSX、ニューヨークのWNEWやK-ROCKなど全米のラジオ局でもストーンズをレポートしてきた。彼を囲んだ特集も、MTVやVH1で組まれている。現在もマンハッタンで暮らすジャーマンは、ヤンキー・スタジアムがベイブ・ルース御殿と呼ばれているのにちなんで、自身のワンルームマンションをストーンズ御殿と呼ぶ。著書の日本語版がついに出版されて非常に喜んでおり、近々、また日本を訪れたいと願っている。池田 祐司(監修)1953年北海道生まれ。日本ローリング・ストーンズ・ファンクラブ代表。元はザ・ビートルズのファンだったが、友人の勧めでストーンズに傾倒しファンクラブ活動に参加。1973年ストーンズの日本公演が中止になったのを機に、9月ロンドン公演を初体感。爾来、ストーンズのライヴ活動に夢中になり、世界各国でおよそ300回のライヴを鑑賞。ストーンズの魅力を啓蒙し伝承するために多方面にわたり日々奮闘している。著者ビル・ジャーマン氏とは30年来の友人関係にあり、ニューヨークの彼のアパートを数回訪問したことがある。好きなアルバムは『ゲット・ユア・ヤーヤズ・アウト』、好きな曲は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」。久保田 祐子(翻訳)1961年東京生まれ。10歳でローリング・ストーンズの魅力にとりつかれる。ストーンズのドキュメンタリー映画『オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』の劇場版字幕翻訳を手がけたほか、共訳書に『U2 BY U2』などがあり、映画パンフレット用の翻訳を多くこなす。ストーンズ・メンバーの中で唯一しゃべった相手がチャーリー・ワッツというのがプチ自慢。ストーンズ東京ドーム公演ではたいてい最前列で盛り上げている。好きなアルバムは『ラヴ・ユー・ライヴ』、好きな曲は「ウィンター」。
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【取寄品】アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷【メール便不可商品】
***ご注意***こちらの【取寄品】の商品は、弊社に在庫がある場合もございますが、基本的に出版社からのお取り寄せとなります。まれに版元品切・絶版などでお取り寄せできない場合もございますので、恐れ入りますが予めご了承いただけると幸いでございます。著者 ビル・ジャーマン 著/久保田祐子 訳メーカー:(株)リットーミュージックISBN:9784845636716PCD:3671四六判 厚さ2.9cm 560ページ刊行日:2021/09/25僕の住む世界にはいつだってストーンズがいたファンジン制作を通じ、ローリング・ストーンズにすべてを捧げた青年が、間近で見たメンバーの素顔や巨大ロック・バンドの内実を描いた青春ノンフィクション!10歳でローリング・ストーンズのファンになり、1978年、ハイスクール時代にこっそり忍び込んだ学校の印刷室でファンジン第1号を発行。〈ベガーズ・バンケット〉と題されたそのミニコミは、やがてローリング・ストーンズのメンバーにも認められ、遂にはバンドの公式ニュースレターに! しかし80年代以降、肥大化していくロック・ビジネスの流れのなかで、メンバーとは近いのにバンドは遠い存在になっていく......。まるで目の前にキースやミックがいるかのような生き生きとした筆致で描かれる、涙と笑いの青春ノンフィクション!【CONTENTS】第1章 ブルックリン横丁で芽生えた夢のファンジン第2章 卒業第3章 踊るリッツの夜第4章 ハンプトンで大暴れ第5章 友を待つ第6章 アップタウンのねぐらは害虫だらけ第7章 合併第8章 小鼠、大国に吠える第9章 毎度お馴染み、怪しいヤツら第10章 たった独りのいい野郎ども第11章 愛やら希望やらセックスやら夢第12章 最後に笑うのは......第13章 すべての物語に絵を......第14章 サンシャイン・ボーイズ第15章 川を越えて森(ウッド)の深みへ第16章 ニューヨークから生放送第17章 カエルの子はカエル第18章 おかしな関係 ビル&ジェーン第19章 拾う神第20章 誠意を賭けた大博打第21章 砦の番人第22章 新しい時代への片道切符第23章 ほとけ第24章 天の邪鬼を憐れむ歌第25章 ロック界のラスプーチン第26章 ミックとキースを徹底精神分析第27章 ラジオ・デイズ第28章 フェイク・ニュース第29章 言葉の迷宮第30章 弱肉強食の世界へいらっしゃい第31章 ストーンズまでの隔たり第32章 何石投じても一鳥も得ず第33章 かわいい子には、よじれ旅第34章 墓石ブルース第35章 キースに解き放たれて第36章 ベンに首ったけ第37章 呪わしきツアー理念第38章 ラスベガス万才第39章 ビバリーヒルズの憂うつ第40章 フランクに生きる道エピローグ 無間地獄からの旅立ち著者プロフィールビル・ジャーマン1962年、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。10歳でローリング・ストーンズのアルバム『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!』を初めて聴いて人生がひっくり返る。ストーンズの日常を逐一レポートすべく、自作のファンジン〈ベガーズ・バンケット〉を立ち上げたのが16歳。ニューヨーク大学でジャーナリズムを専攻したのも束の間、ストーンズを追っかけるために中退する。やがてバンド・メンバーたちも注目するようになった〈ベガーズ・バンケット〉がストーンズの公式ニュースレターになると、ジャーマンもストーンズに伴って世界を旅するようになり、メンバーたちの自宅にも招き入れられる。ギタリストのロン・ウッドと『The Works』を共著し、ローリング・ストーン誌やスピン誌にストーンズ関連の記事を書いたジャーマンは、ボストンのWZLX、ロサンゼルスのKLOS、デトロイトのWCSX、ニューヨークのWNEWやK-ROCKなど全米のラジオ局でもストーンズをレポートしてきた。彼を囲んだ特集も、MTVやVH1で組まれている。現在もマンハッタンで暮らすジャーマンは、ヤンキー・スタジアムが'ベイブ・ルース御殿'と呼ばれているのにちなんで、自身のワンルームマンションを'ストーンズ御殿'と呼ぶ。著書の日本語版がついに出版されて非常に喜んでおり、近々、また日本を訪れたいと願っている。池田 祐司(監修)1953年北海道生まれ。日本ローリング・ストーンズ・ファンクラブ代表。元はザ・ビートルズのファンだったが、友人の勧めでストーンズに傾倒しファンクラブ活動に参加。1973年ストーンズの日本公演が中止になったのを機に、9月ロンドン公演を初体感。爾来、ストーンズのライヴ活動に夢中になり、世界各国でおよそ300回のライヴを鑑賞。ストーンズの魅力を啓蒙し伝承するために多方面にわたり日々奮闘している。著者ビル・ジャーマン氏とは30年来の友人関係にあり、ニューヨークの彼のアパートを数回訪問したことがある。好きなアルバムは『ゲット・ユア・ヤーヤズ・アウト』、好きな曲は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」。久保田 祐子(翻訳)1961年東京生まれ。10歳でローリング・ストーンズの魅力にとりつかれる。ストーンズのドキュメンタリー映画『オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』の劇場版字幕翻訳を手がけたほか、共訳書に『U2 BY U2』などがあり、映画パンフレット用の翻訳を多くこなす。ストーンズ・メンバーの中で唯一しゃべった相手がチャーリー・ワッツというのがプチ自慢。ストーンズ東京ドーム公演ではたいてい最前列で盛り上げている。好きなアルバムは『ラヴ・ユー・ライヴ』、好きな曲は「ウィンター」。編集担当より一言本書は、翻訳を手がけた久保田祐子さんからの持ち込み企画としてスタートしました。正直、熱心なストーンズ・ファンではなかった自分ですが、実際に原稿を読んで、編集を担当することを決意した3つの理由をご紹介します。1つ目はローリング・ストーンズという大きなテーマはあるものの、普遍的な青春物語になっている点。手書きのチープな体裁だったファンジンがやがてバンド公式として認められていく様子は夢がありますが、同時にバンドと「近くなりすぎた故の苦悩」も描かれており、ストーンズのファンならずとも感情移入して楽しめます。2つ目は、その「感情移入した状態」で目の前に現れる世界屈指のロック・バンドのメンバーたちの生々しい姿です。まるでメンバーが自分に語りかけてくるような読書感を味わえます。これには熱心なファンならずともドキドキしてしまうでしょう。3つ目は80年代以降、極端に産業化していったロック・ミュージックを取り巻く状況も描かれている点です(それにより著者は翻弄されていきます)。いまやロック・コンサートのチケットが1万円を超えることは珍しくありませんが、ストーンズはチケットの高額化を牽引した存在の1つでした。本書は、ロック・バンドの存在とそのビジネスが肥大化していく様子を描き、サブカルチャー史として側面も併せ持ちます。上記の3つは、本書を熱心なストーンズ・ファンのみならず、ロック・ファン全般に推薦したいポイントでもあります。私は未見ですが、本書を評する際に『あの頃ペニー・レーンと』という映画を引き合いに出されることも多いそうです。最初から最後まで飽きさせない、560ページの青春物語をぜひ楽しんでみてください!(編集担当/服部健)
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書籍[書籍] アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷【10,000円以上送料無料】(アンダーゼアサムブルックリンノセイネンガノゾイタローリングストーンズノオクザシキ)
ジャンル:書籍出版社:(株)リットーミュージック弊社に在庫がない場合の取り寄せ発送目安:1日~2日解説:僕の住む世界にはいつだってストーンズがいたファンジン制作を通じ、ローリング・ストーンズにすべてを捧げた青年が、間近で見たメンバーの素顔や巨大ロック・バンドの内実を描いた青春ノンフィクション!10歳でローリング・ストーンズのファンになり、1978年、ハイスクール時代にこっそり忍び込んだ学校の印刷室でファンジン第1号を発行。〈ベガーズ・バンケット〉と題されたそのミニコミは、やがてローリング・ストーンズのメンバーにも認められ、遂にはバンドの公式ニュースレターに! しかし80年代以降、肥大化していくロック・ビジネスの流れのなかで、メンバーとは近いのにバンドは遠い存在になっていく......。まるで目の前にキースやミックがいるかのような生き生きとした筆致で描かれる、涙と笑いの青春ノンフィクション!【CONTENTS】第1章 ブルックリン横丁で芽生えた夢のファンジン第2章 卒業第3章 踊るリッツの夜第4章 ハンプトンで大暴れ第5章 友を待つ第6章 アップタウンのねぐらは害虫だらけ第7章 合併第8章 小鼠、大国に吠える第9章 毎度お馴染み、怪しいヤツら第10章 たった独りのいい野郎ども第11章 愛やら希望やらセックスやら夢第12章 最後に笑うのは......第13章 すべての物語に絵を......第14章 サンシャイン・ボーイズ第15章 川を越えて森(ウッド)の深みへ第16章 ニューヨークから生放送第17章 カエルの子はカエル第18章 おかしな関係 ビル&ジェーン第19章 拾う神第20章 誠意を賭けた大博打第21章 砦の番人第22章 新しい時代への片道切符第23章 ほとけ第24章 天の邪鬼を憐れむ歌第25章 ロック界のラスプーチン第26章 ミックとキースを徹底精神分析第27章 ラジオ・デイズ第28章 フェイク・ニュース第29章 言葉の迷宮第30章 弱肉強食の世界へいらっしゃい第31章 ストーンズまでの隔たり第32章 何石投じても一鳥も得ず第33章 かわいい子には、よじれ旅第34章 墓石ブルース第35章 キースに解き放たれて第36章 ベンに首ったけ第37章 呪わしきツアー理念第38章 ラスベガス万才第39章 ビバリーヒルズの憂うつ第40章 フランクに生きる道エピローグ 無間地獄からの旅立ち著者プロフィールビル・ジャーマン1962年、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。10歳でローリング・ストーンズのアルバム『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!』を初めて聴いて人生がひっくり返る。ストーンズの日常を逐一レポートすべく、自作のファンジン〈ベガーズ・バンケット〉を立ち上げたのが16歳。ニューヨーク大学でジャーナリズムを専攻したのも束の間、ストーンズを追っかけるために中退する。やがてバンド・メンバーたちも注目するようになった〈ベガーズ・バンケット〉がストーンズの公式ニュースレターになると、ジャーマンもストーンズに伴って世界 キするようになり、メンバーたちの自宅にも招き入れられる。ギタリストのロン・ウッドと『The Works』を共著し、ローリング・ストーン誌やスピン誌にストーンズ関連の記事を書いたジャーマンは、ボストンのWZLX、ロサンゼルスのKLOS、デトロイトのWCSX、ニューヨークのWNEWやK-ROCKなど全米のラジオ局でもストーンズをレポートしてきた。彼を囲んだ特集も、MTVやVH1で組まれている。現在もマンハッタンで暮らすジャーマンは、ヤンキー・スタジアムが’ベイブ・ルース御殿’と呼ばれているのにちなんで、自身のワンルームマンションを’ストーンズ御殿’と呼ぶ。著書の日本語版がついに出版されて非常に喜んでおり、近々、また日本を訪れたいと願っている。池田 祐司(監修)1953年北海道生まれ。日本ローリング・ストーンズ・ファンクラブ代表。元はザ・ビートルズのファンだったが、友人の勧めでストーンズに傾倒しファンクラブ活動に参加。1973年ストーンズの日本公演が中止になったのを機に、9月ロンドン公演を初体感。爾来、ストーンズのライヴ活動に夢中になり、世界各国でおよそ300回のライヴを鑑賞。ストーンズの魅力を啓蒙し伝承するために多方面にわたり日々奮闘している。著者ビル・ジャーマン氏とは30年来の友人関係にあり、ニューヨークの彼のアパートを数回訪問したことがある。好きなアルバムは『ゲット・ユア・ヤーヤズ・アウト』、好きな曲は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」。久保田 祐子(翻訳)1961年東京生まれ。10歳でローリング・ストーンズの魅力にとりつかれる。ストーンズのドキュメンタリー映画『オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』の劇場版字幕翻訳を手がけたほか、共訳書に『U2 BY U2』などがあり、映画パンフレット用の翻訳を多くこなす。ストーンズ・メンバーの中で唯一しゃべった相手がチャーリー・ワッツというのがプチ自慢。ストーンズ東京ドーム公演ではたいてい最前列で盛り上げている。好きなアルバムは『ラヴ・ユー・ライヴ』、好きな曲は「ウィンター」。編集担当より一言本書は、翻訳を手がけた久保田祐子さんからの持ち込み企画としてスタートしました。正直、熱心なストーンズ・ファンではなかった自分ですが、実際に原稿を読んで、編集を担当することを決意した3つの理由をご紹介します。1つ目はローリング・ストーンズという大きなテーマはあるものの、普遍的な青春物語になっている点。手書きのチープな体裁だったファンジンがやがてバンド公式として認められていく様子は夢がありますが、同時にバンドと「近くなりすぎた故の苦悩」も描かれており、ストーンズのファンならずとも感情移入して楽しめます。2つ目は、その「感情移入した状態」で目の前に現れる世界屈指のロック・バンドのメンバーたちの生々しい姿です。まるでメンバーが自分に語りかけてくるような読書感を味わえます。これには熱心なファンならずともドキドキしてしまうでしょう。3つ目は80年代以降、極端に産業化していったロック・ミュージックを取り巻く状況も描かれている点です(それにより著者は翻弄されていきます)。いまやロック・コンサートのチケットが1万円を超えることは珍しくありませんが、ストーンズはチケットの高額化を牽引した存在の1つでした。本書は、ロック・バンドの存在とそのビジネスが肥大化していく様子を描き、サブカルチャー史として側面も併せ持ちます。上記の3つは、本書を熱心なストーンズ・ファンのみならず、ロック・ファン全般に推薦したいポイントでもあります。私は未見ですが、本書を評する際に『あの頃ペニー・レーンと』という映画を引き合いに出されることも多いそうです。最初から最後まで飽きさせない、560ページの青春物語をぜひ楽しんでみてください!(編集担当/服部健)こちらの商品は他店舗同時販売しているため在庫数は変動する場合がございます。10000円以上お買い上げで送料無料です。
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アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷 / リットーミュージック
評論・エッセイ・読み物・その他【詳細情報】僕の住む世界にはいつだってストーンズがいたファンジン制作を通じ、ローリング・ストーンズにすべてを捧げた青年が、間近で見たメンバーの素顔や巨大ロック・バンドの内実を描いた青春ノンフィクション!10歳でローリング・ストーンズのファンになり、1978年、ハイスクール時代にこっそり忍び込んだ学校の印刷室でファンジン第1号を発行。〈ベガーズ・バンケット〉と題されたそのミニコミは、やがてローリング・ストーンズのメンバーにも認められ、遂にはバンドの公式ニュースレターに! しかし80年代以降、肥大化していくロック・ビジネスの流れのなかで、メンバーとは近いのにバンドは遠い存在になっていく......。まるで目の前にキースやミックがいるかのような生き生きとした筆致で描かれる、涙と笑いの青春ノンフィクション!【CONTENTS】第1章 ブルックリン横丁で芽生えた夢のファンジン第2章 卒業第3章 踊るリッツの夜第4章 ハンプトンで大暴れ第5章 友を待つ第6章 アップタウンのねぐらは害虫だらけ第7章 合併第8章 小鼠、大国に吠える第9章 毎度お馴染み、怪しいヤツら第10章 たった独りのいい野郎ども第11章 愛やら希望やらセックスやら夢第12章 最後に笑うのは......第13章 すべての物語に絵を......第14章 サンシャイン・ボーイズ第15章 川を越えて森(ウッド)の深みへ第16章 ニューヨークから生放送第17章 カエルの子はカエル第18章 おかしな関係 ビル&ジェーン第19章 拾う神第20章 誠意を賭けた大博打第21章 砦の番人第22章 新しい時代への片道切符第23章 ほとけ第24章 天の邪鬼を憐れむ歌第25章 ロック界のラスプーチン第26章 ミックとキースを徹底精神分析第27章 ラジオ・デイズ第28章 フェイク・ニュース第29章 言葉の迷宮第30章 弱肉強食の世界へいらっしゃい第31章 ストーンズまでの隔たり第32章 何石投じても一鳥も得ず第33章 かわいい子には、よじれ旅第34章 墓石ブルース第35章 キースに解き放たれて第36章 ベンに首ったけ第37章 呪わしきツアー理念第38章 ラスベガス万才第39章 ビバリーヒルズの憂うつ第40章 フランクに生きる道エピローグ 無間地獄からの旅立ち著者プロフィールビル・ジャーマン1962年、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。10歳でローリング・ストーンズのアルバム『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!』を初めて聴いて人生がひっくり返る。ストーンズの日常を逐一レポートすべく、自作のファンジン〈ベガーズ・バンケット〉を立ち上げたのが16歳。ニューヨーク大学でジャーナリズムを専攻したのも束の間、ストーンズを追っかけるために中退する。やがてバンド・メンバーたちも注目するようになった〈ベガーズ・バンケット〉がストーンズの公式ニュースレターになると、ジャーマンもストーンズに伴って世界を旅するようになり、メンバーたちの自宅にも招き入れられる。ギタリストのロン・ウッドと『The Works』を共著し、ローリング・ストーン誌やスピン誌にストーンズ関連の記事を書いたジャーマンは、ボストンのWZLX、ロサンゼルスのKLOS、デトロイトのWCSX、ニューヨークのWNEWやK-ROCKなど全米のラジオ局でもストーンズをレポートしてきた。彼を囲んだ特集も、MTVやVH1で組まれている。現在もマンハッタンで暮らすジャーマンは、ヤンキー・スタジアムが'ベイブ・ルース御殿'と呼ばれているのにちなんで、自身のワンルームマンションを'ストーンズ御殿'と呼ぶ。著書の日本語版がついに出版されて非常に喜んでおり、近々、また日本を訪れたいと願っている。池田 祐司(監修)1953年北海道生まれ。日本ローリング・ストーンズ・ファンクラブ代表。元はザ・ビートルズのファンだったが、友人の勧めでストーンズに傾倒しファンクラブ活動に参加。1973年ストーンズの日本公演が中止になったのを機に、9月ロンドン公演を初体感。爾来、ストーンズのライヴ活動に夢中になり、世界各国でおよそ300回のライヴを鑑賞。ストーンズの魅力を啓蒙し伝承するために多方面にわたり日々奮闘している。著者ビル・ジャーマン氏とは30年来の友人関係にあり、ニューヨークの彼のアパートを数回訪問したことがある。好きなアルバムは『ゲット・ユア・ヤーヤズ・アウト』、好きな曲は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」。久保田 祐子(翻訳)1961年東京生まれ。10歳でローリング・ストーンズの魅力にとりつかれる。ストーンズのドキュメンタリー映画『オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』の劇場版字幕翻訳を手がけたほか、共訳書に『U2 BY U2』などがあり、映画パンフレット用の翻訳を多くこなす。ストーンズ・メンバーの中で唯一しゃべった相手がチャーリー・ワッツというのがプチ自慢。ストーンズ東京ドーム公演ではたいてい最前列で盛り上げている。好きなアルバムは『ラヴ・ユー・ライヴ』、好きな曲は「ウィンター」。編集担当より一言本書は、翻訳を手がけた久保田祐子さんからの持ち込み企画としてスタートしました。正直、熱心なストーンズ・ファンではなかった自分ですが、実際に原稿を読んで、編集を担当することを決意した3つの理由をご紹介します。1つ目はローリング・ストーンズという大きなテーマはあるものの、普遍的な青春物語になっている点。手書きのチープな体裁だったファンジンがやがてバンド公式として認められていく様子は夢がありますが、同時にバンドと「近くなりすぎた故の苦悩」も描かれており、ストーンズのファンならずとも感情移入して楽しめます。2つ目は、その「感情移入した状態」で目の前に現れる世界屈指のロック・バンドのメンバーたちの生々しい姿です。まるでメンバーが自分に語りかけてくるような読書感を味わえます。これには熱心なファンならずともドキドキしてしまうでしょう。3つ目は80年代以降、極端に産業化していったロック・ミュージックを取り巻く状況も描かれている点です(それにより著者は翻弄されていきます)。いまやロック・コンサートのチケットが1万円を超えることは珍しくありませんが、ストーンズはチケットの高額化を牽引した存在の1つでした。本書は、ロック・バンドの存在とそのビジネスが肥大化していく様子を描き、サブカルチャー史として側面も併せ持ちます。上記の3つは、本書を熱心なストーンズ・ファンのみならず、ロック・ファン全般に推薦したいポイントでもあります。私は未見ですが、本書を評する際に『あの頃ペニー・レーンと』という映画を引き合いに出されることも多いそうです。最初から最後まで飽きさせない、560ページの青春物語をぜひ楽しんでみてください!(編集担当/服部健)・著者 ビル・ジャーマン 著/久保田祐子 訳・版型:四六判・総ページ数:560・ISBNコード:9784845636716・出版年月日:2021/09/25【島村管理コード:15120210922】
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