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骨を接ぐ者 柔道整復師ほねつぎ論 / 稲川郁子 【本】
出荷目安の詳細はこちら内容詳細切らずに骨折を治す「達人」たちの技はいかにして身につくのか? 熟達の柔道整復師への貴重なインタビューの成果をもとに、正統的周辺参加論やケアリング論を援用しつつ解き明かす、教育学的ほねつぎ論。●著者紹介稲川郁子(いながわ・いくこ)1975年 静岡市生まれ。1997年 日本福祉大学社会福祉学部卒業。2000年 大東医学技術専門学校柔道整復科卒業。2015年 明星大学人文学研究科教育学専攻博士後期課程修了。現 在 常葉大学健康プロデュース学部健康柔道整復学准教授。博士(教育学)。柔道整復師。社会福祉士。講道館柔道 女子六段。著 作 「嘉納治五郎の教えから考える柔道形修行の現代的意義」〔共著〕(『常葉大学健康プロデュース学部雑誌』13(1),2019年),「柔道の「形」における具体的指導の重要性」〔共著〕(『常葉大学健康プロデュース学部雑誌』12(1),2018年),「柔道整復領域におけるケアリング概念の検討」(『柔道整復接骨医学』23(2),2014年),他。目次 凡 例序 章 柔道整復師とは何ぞや 1 骨の接げるほねつぎと骨の接げないほねつぎ --本書の意義 2 ほねつぎ今昔 --史実と現況 3 本書の構成第1章 ほねつぎと骨接ぎ --徒手整復と医接連携 1 切って治すか、切らずに治すか --観血療法と非観血療法 2 医接連携 3 柔道整復師と医師、ともに戦わば --大腿骨すべり症の一例から第2章 ほねつぎの語りへの着目 1 本物のほねつぎを求めて 2 相互行為としてのインタビューと筆者のポジショナリティ 3 「熟達者」を捉える --先行研究の概観 4 ほねつぎの「わざ」をどう残すか第3章 神様が与えてくれた仕事 --牧内與吉氏 1 修行時代 2 師の教え 3 修羅場の経験 --牧内整骨院院長として 4 牧内氏と医療連携 5 ほねつぎの樽に漬ける --弟子の育成 6 神様が与えてくれた仕事 --職業観、家族のことなど 7 柔道整復師の未来 8 牧内與吉というほねつぎ第4章 ほねつぎは武器を持たない武士 --門井伸夫氏 1 修行時代 2 海を泳いで帰りたい --沖縄初の整形外科診療所にて 3 双 翼 --栗原整形外科時代 4 使命感を持って、命がけで、燃えてやれ --門井整骨院院長として 5 栗原氏の魂を受け継 --職業観など 6 門井伸夫というほねつぎ第5章 教育学的ほねつぎ論 1 柔道整復師と正統的周辺参加論 2 柔道整復師とケアリング 3 熟達の柔道整復師たらしめるもの 4 教育学的に柔道整復師を捉える終 章 ほねつぎとしての柔道整復師 --記憶と記録 *コラム一覧 福岡裁判 ライフストーリー研究 教員の二種類 「鬼の栗原」 栗原医師と結核 ほねつぎの息子、かく語りき 文献一覧 あとがき 事項索引 人名索引
3300 円 (税込 / 送料別)